今回は英語の授業でコミュニケーションの必要感を高める活動としてよく用いられるインフォメーションギャップタスクの教材をJamboardで作成し,配布する方法を紹介したいと思います。今回は小学校6年生のNew Horizon Elementary6のUNIT5の食物連鎖単元で活用可能な「食べる・食べられるマップの作り方」をベースに作り方を紹介していきます。
【6年U5 食べる・食べられるマップを完成させよう】
— nin@小学校英語専科×GIGA (@nin222) 2021年10月16日
自分の知りたい情報を持っている相手を探しながら
“Where do 〇〇 eat?”
“〇〇 eat ⬜︎⬜︎.”
のやりとりをしながら
食べる・食べられるの関係マップにイラストを埋めていくインフォメーションギャップタスクです。 pic.twitter.com/Ie9ISfBOVI
- 1.大元となるマップをパワポなどで作成する
- 2.情報が欠けたマップを何種類か作成する
- 3.それぞれのジャムボードの背景に設定する
- 4.かけている情報のイラストをジャムボードに追加する
- 5.生徒を指定して,コピーを作成して配布する
- 6.実際に活動する時には…
- おわりに
- おまけ
1.大元となるマップをパワポなどで作成する
まずはじめに,全ての食べるもの・食べられるものの情報が埋まったスライドを作成します。(※今回もサンプル作成用にイラストレインさんの画像を使用しています。)
下の画像のようになります。
2.情報が欠けたマップを何種類か作成する
1で作ったスライドを4~6つほどコピーします。そして,それぞれのスライドから5つくらいずつランダムでイラストを消します。全てのスライドにない情報が出てしまうと,やりとりしても解決できないので,そこだけは気を付けてください。
3.それぞれのジャムボードの背景に設定する
2で作ったスライドを画像として保存します。
そして,それをジャムボードのファイルに背景として保存します。
この時,1つのジャムボードファイルにつき1つの背景を設定するようにしてください。1つのジャムボードファイルのなかにフレームを変えて背景を設定していくわけではないので注意してください。
4.かけている情報のイラストをジャムボードに追加する
それぞれのジャムボードファイルに足りていないイラストを右側の枠の中にコピーしていきます。この際,1で作った大元となるマップからコピー&ペーストしていくと楽です。
これで配布するインフォメーションギャップのワークシートができました。作成したファイルはマイドライブに保存されているはずです。
5.生徒を指定して,コピーを作成して配布する
インフォメーションギャップタスクでは,クラス内の子どもに別々のワークシートを配布する必要があります。20人学級だったら…
- 資料A:出席番号1~5
- 資料B:出席番号6~10
- 資料C:出席番号11~15
- 資料D:出席番号16~20
というように機械的に配布してしまうのがよいと思います。
配布の際には,Google Classroomからコピーを作成して配布します。
[対象]を選択して,配布したい生徒を選ぶことでその子だけに配布することができます。
6.実際に活動する時には…
インフォメーションギャップタスクを実際に行う時には,以下の様なルールを全体で確認してから行うと,より効果が高まります。
- ワークシートは見せない
- 英語でやり取りをする
- 一人につき一情報まで教えてもらえる
- 全部埋まったら終わりではなく、まだ埋まっていない人に積極的に教えにいく
→クラス全員が課題を終えることを目標にする
おわりに
今回はインフォメーションギャップを使ったジャムボード教材の作り方についてまとめました。インフォメーションギャップタスクは英語の授業ではよく使われる活動なので,色んなテーマに反映できそうです。
おまけ
今回の記事用に作成したデータをシェアしますので,参考にしていただければと思います。リンクをクリックするとコピーが作成されます。
※学校用アカウントだとはじかれてしまうようなので,個人のアカウントでアクセスしてください。
インフォメーションギャップA
インフォメーションギャップB
インフォメーションギャップC
インフォメーションギャップD