「本物」を授業に持ち込む!!YouTubeを動画教材として活用する方法
WeCanやLet's Tryのデジタル教材には、動画教材が多くあり、授業でもとても活用できます。特に、そのユニットで使用する言語材料に特化した内容になっていたり、話すスピードが聞き取りやすくなっていたりという点では活用しやすい教材の一つです。
しかし、「もうちょっとリアルな動画を見せたいんだよなぁ…」ということありませんか?
そんな時は、YouTubeの中にある動画教材をうまく活用することで、英語圏の子どもたちの使っているリアルな英語を聞かせることができます。
ということで、今回はWeCan2のUnit8"What do you want to be?"を例にYouTubeの活用法についてまとめていきます。
YouTubeでの検索方法
まずはYouTubeのサイトでの検索ですが、基本的に英語のみで検索することで、探している動画が見つかることが多いです。
キーワードを何回か変えながら調べてみるといいですね。
"What do you want to be"と検索してみると、上の画像のような動画が出てきました。(ちなみに" "を使うとand検索ができますよ。)
3番目の100Kids Tell Usは今回の単元にぴったりなので、今回はこの動画を使うことにします。
YouTubeの動画を速度をゆっくりにして再生する
YouTubeの動画を見つけたのはいいけれど、「速すぎてこれじゃあ子どもが聞き取るには難しすぎる…」ということも多くあります。
そんな時はYouTubeの速度変更機能を使います。
右下の歯車ボタンを押すと設定画面が出てくるので、その中の再生速度をクリックします。
そうすると再生速度が選べるので、0.75くらいを選ぶと、あまり不自然にならずにスピードがゆっくりになります。
僕が授業で使うときは、まずはノーマルスピードで聞かせてざっくりとトピックを掴ませて、2回目に少しゆっくりのスピードで聞かせるようにしています。
【6年 将来の夢 導入】
Youtubeの動画を使って導入。
アメリカの子ども100人に将来の夢を聞いた動画。
1回目は通し視聴。
トピックを確認し、どんな職業が出てくるかなと言ってメモを取りながら2回目の視聴。結構、いろんな職業名を聞き取れていた(^^)https://t.co/ibrPX8LiWF
— nin@小学校英語専科 (@nin222) November 7, 2019
YouTubeに英語字幕をつけて再生する
YouTubeの動画は教師自身も何と言っているか不安に思うこともあります。そんな時は英語字幕をつけて再生して、内容を確認しておくのもよいです。また、字幕をつけることで文字への慣れ親しみにつながる場合もあるでしょう。
これも、YouTubeの字幕機能を使うことで解決します。これはYouTube自体の音声認識機能を使っているのですが、精度はかなり高いので十分活用できます。(本当に今の音声認識はすごい…)
これも字幕ボタンを押すだけで簡単に英語字幕をつけることができます。
【YouTubeを英語教材として活用②英語字幕をつける】
リアルな動画教材として英語の授業で活用できるYouTubeの動画。
設定変更で英語字幕をつけることで、教師側が自然に内容を理解したり、文字の慣れ親しみに繋げたりできます。
前回紹介した速度変更との併用も可です。
※音量注意 pic.twitter.com/CjfgCRdGD0— nin@小学校英語専科 (@nin222) November 8, 2019
YouTubeに日本語自動翻訳をつけて再生する
さらに自動翻訳機能もYouTubeにはついているので、そちらも使用すると大体の内容をつかむことができるでしょう。ただし、いきなり自動翻訳で見せてしまうと、子どもは英語を聞かないのでおすすめしません。何回か聞いた後に、最後に自動翻訳で見せてあげるのもいいでしょう。
これも設定ボタンから日本語字幕を選ぶことですぐに自動翻訳をしてくれます。
おわりに
さて、今回はYouTubeの活用法についてまとめてきました。
「本物」を教材にすることは授業の中で大事なことであると思います。
一昔前なら、中々準備が大変だったことも、今なら簡単に教室に本物を持ち込むことができます。ぜひチャレンジしてみてください。