2学期が始まって、1ヶ月が経ち、中学年ではそろそろアルファベット単元に入る頃でしょうか。(Let's TryではUnit6がアルファベット単元になっています。)
アルファベットの文字指導についてはこれまでの記事でまとめてきましたので、詳しくはこちらをご覧ください。
さて、今回の記事では、アルファベットソングの活用法について、もうちょっと詳しくまとめてみました。
アルファベット学習の定番といえば…ABC song
さて、アルファベット学習では、よくABCの歌が歌われます。
この歌は3年生の学習前から聞いている子も多いので、既に覚えている子もたくさんいます。(知らなかったとしても、メロディはきらきら星のメロディのため馴染みがあります。)
アルファベットの名称読みに慣れるためにも、授業の最初に歌うということを毎時間繰り返して慣れていくことは効果的であると思います。特に3・4年生の恥ずかしさがまだ少ない段階で、たくさん歌っておくとよいと思います。
注意したいポイン
難易度は歌によって変わってくる
ただし、歌を選ぶ際にはいくつか注意したいポイントもあります。
その一つが、案外、歌詞が歌によって違うということです。
例えば・・・
A-B-C-D-E-F-G
H-I-J-K-L-M-N-O-P
Q-R-S, T-U-V, W-X, Y and Z
のようにLからPまでを続けて言うものもあれば
A-B-C-D-E-F-G
H-I-J-K-L-M-N
O-P-Q-R-S-T-U
V-W-X-Y-Z
のようにOPは続けて言わないものもあります。
小学校段階ということや、文字と名称を一致させたいということを考えれば、中学年では後者の方が適していると思います。
また、最後の終わり方も
Now I know my ABCs.
Next time won't you sing with me
というものや
Happy Happy I'm happy
I can sing my ABCs.
などいくつかパターンがあるので、子どもたちに合わせて歌いやすいものを選びましょう。
文字と一致させながら歌わせる
子どもたちは歌は歌えても、だからと言ってアルファベット一つ一つの文字と名称が一致しているわけではありません。ですので、You Tubeやデジタル教科書を用いて、視覚情報も与えながら歌わせると効果的です。
こちらの動画は文字とメロディが一致しているのでわかりやすいかなと思います。
少しフォントが独特ですが…。
こちらも文字が一つずつはっきりしていますが、ちょっとスピードが速いです。
また、このバージョンは名称読みだけでなく、音読みも入っているので普通の歌に慣れてきたら、入れてみるのもよいでしょう。
教室で動画が見れない場合は、教科書のアルファベット表を指さしながら歌うなどの工夫ができそうです。
発音についてのフィードバックを
名称読みを正しく発音することは、今後の音指導にもつながっていくので大事にしたいところです。歌を歌っていると、どうしてもカタカナ英語になってしまうことが多いです。(例えば、BとVなどをビーと発音し一緒になってしまう。)
ですので、歌い終わった後に、特に聞いていて気になる文字を一文字くらい全体で修正するのもよいと思います。あんまり長々とした説明は集中力を持続させるのが難しいので、さくっと指導したいところです。
以上、今回はアルファベットソングについてまとめました。
少しでも参考になることがあればうれしいです。