【6年生】小学校英語 実践まとめ <2020年度版>
2020年度にTwitterで発信した6年生の小学校英語の実践をまとめました。
教科書NEW HORIZON Elementaryの内容に沿ってまとめています。
しかし、ここで紹介しているやり方が最善というわけではありませんし、ツイートしているのは単元デザインのほんの一部の要素でしかありません。
授業を考えるちょっとしたきっかけになればと思います。
- Unit1 "This is me!"
- Unit2 "How is your school life?"
- Unit3 "Let's go to Italy."
- Unit4 "Summer Vacations in the World."
- Unit5 "We all live on the earth."
- Unit6 "Let's think about our foods."
- Unit7 "My best memory."
- Unit8 "My Future, My Dream."
Unit1 "This is me!"
ゲーム:名前当てゲーム(スペル)
【56年unit1:名前あてゲーム】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年4月9日
①クラスの名簿を配布
②答えを決め何文字かヒントを出す
I have 7 letters.
③子どもはどのアルファベットが入っているか質問する
Do you have “a” ?
Yes, I do. I have 2 a.
④子どもはわかった時点で答えを言う
Are you Masashi? pic.twitter.com/FMskqhW4S5
ゲーム:国旗3ヒントクイズ
【6年生:国旗3ヒントクイズ】
6年生の自己紹介では出身国を扱うので、既習語句として国の名前を復習。
そんな時には3ヒントクイズを活用。
① Two colors
② Red and White
③ 1 star
答え:Turkey
Picture Dictionaryに載っている中から選ぶと子どもも答えやすいです(^^) pic.twitter.com/yyUZKsRJkB— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年5月28日
Unit2 "How is your school life?"
板書:リスニング&アルファベット
特にツイートする事ないので、板書をあげておく。
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年7月6日
6年生UNIT2の第2時。
こう見ると左側の文字指導のスペースが広すぎるなぁ。 pic.twitter.com/jiAEF4ITGg
パフォーマンス評価シート
【6年生 パフォーマンス評価シート】
教師が子どものパフォーマンスを評価するための評価シート。
前回は3段階だったのを5段階にし、より詳しく見るようにした。
また、子どもは総合評価も気になっていることがわかったので、総合評価の基準もはっきりさせた。 pic.twitter.com/7UNtrL13qJ— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年7月13日
Unit3 "Let's go to Italy."
導入:観光教育✖小学校英語
【6年生 UNIT3 導入】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年7月19日
日本の観光産業について観光庁の動画やデータを使いながら見せる。
しかし、今の現状はかなり落ち込んでいることを示す。
コロナ収束後を見据えて、インバウンドの回復のために何ができるか。
この辺から、日本の魅力を海外の人に伝えるという目的意識を持たせていきたい。 pic.twitter.com/3LKplEkGIo
言い慣れの活動用カード:地域を紹介しよう
【6年 U3 おすすめの地域を紹介しよう】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年7月25日
地域とできることの言い慣れ用のカード
Let's go to ○○.
You can see/eat/enjoy/buy ~.
ランダムに配布して自分がもらったカードについてペアで紹介し合ったり、ワークシートに印刷してインフォメーションギャップタスクにしてもよい pic.twitter.com/1qyyO3p6Je
【6年 U3 おすすめの地域を紹介しよう ワークシート】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年8月3日
基本的な表現の慣れ親しみの活動の2回目。
都道府県カードとセットで使います。
2枚配布して、今回は、形容詞を用いた感想(It's~.)も付け加えて交流します。
授業の最後には話したことを書く活動も入れます。 https://t.co/qGsk1Ttugl pic.twitter.com/ALvG69Hf1T
※これは単元が入れ替わった2020年度のみできる活動です。
アクティビティ:何の料理でしょうかクイズ(味)
【6年生 何の料理でしょうかクイズ‼】
味の表現の練習に行いました。
3ヒントクイズですが、一つ目のヒントには味などの表現を必ず入れるようにします。
"It's sweet. It's hard. It's brown."
→ chocolate
"It's bitter. It's green."
→ goya
最初は教師-児童で、慣れてきたら児童ペアで pic.twitter.com/xZj1VPkR3E— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年7月27日
ワークシート:条件分岐付きワークシート
【6年生 条件分岐スピーチメモ】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年8月25日
甘いもの嫌いな人に、甘いものをお勧めしてしまったというデモを見せて「どうすればよかった?」と聞くと、「好きなものを聞いてからおすすめすればいい」という答え。
そこから、条件分岐のあるスピーチメモ作りへ。 pic.twitter.com/UaLKzj5OsJ
※話すこと[やりとり]として行うなら、ここまで詳細な原稿は無い方がいいかもしれないです。
ワードリスト
【6年生 UNIT3 Word List】
6年生の都道府県紹介のスピーチメモを書かせるときに、子どもから紹介したいものを日本語でまとめさせたワークシートを事前に回収し、「これ何て言いますか?」という質問がくるだろうというものをまとめてWord LISTにして配布しました。 pic.twitter.com/X9fHrUHp7N— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年8月30日
Unit4 "Summer Vacations in the World."
導入:Teacher's Talk 先生の夏休みは?
【6年 U4 導入 Teacher's Talk】
6年の夏休み紹介単元の導入トーク。
詳細は言わずに、先生の夏休みを紹介するよと言って、スライドを使って夏休みを紹介。
実は… pic.twitter.com/tcbiRvhWDr— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年9月8日
ワークシート:Starting Out
【6年 U4 Starting Out ワークシート】
Starting Outの取り扱いはいつも迷うんだけど、今回は教科書にある通りに4つ全てを音声のみで聞いた後に、Lucasの発表に特化して詳しく聞いた。
2度ほど聞いて内容理解したあと「なんか今までと言い方違わない?」と聞き、表現に着目して何度か聞きました。 pic.twitter.com/JmwpZHvxsC— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年9月8日
スピーチ目標シート
【6年 U4 スピーチ目標シート】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年9月17日
6年生のユニット4はがっつりスピーチ単元と考えて、3時間をスピーチ内容を考える+スピーチ練習の時間に充てる。
いきなり内容考えさせるのではなく、パフォーマンス評価でも使うルーブリックを印刷した目標シートを配布して目標を決めるところからスタート。 pic.twitter.com/rABEagOozD
Unit5 "We all live on the earth."
見本:絶滅動物図鑑の見本
【6年生 UNIT5 絶滅動物図鑑 見本】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年10月5日
こんな感じかなぁ。
動物の名前とliveとeatは必須の文。
それ以外はオプション。
実際に子どもが作るときには、4線の短冊に書いてから貼らせようと思います。 pic.twitter.com/cfGPXu2wY8
絵カード:レッドリスト動物絵カード
【6年生 UNIT5 レッドリスト動物 絵カード】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年10月4日
まだ修正しますが、とりあえずこんな感じのカードを作りました…。
言い慣れ用ですが、自分の図鑑をつくる際には、この中から動物を一つ選んで、文として書ければB。さらに自分で調べて情報を付加して書いたり話したりできればAという感じになるかな。 pic.twitter.com/lnmnxapJlv
言い慣れの活動:絵カードとワークシート
【6年生 UNIT5 動物たちの住んでいるところは?】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年10月8日
①教科書のリスニングで表現を知る
②ワードリストを使って、動物と場所をリピートしながら確認
③絵カードを使って、~live in the …の表現に慣れ親しむ
④特に上手に言えたカードを1枚選び、例文を参考に文を書く pic.twitter.com/jn2Chxz8Lz
板書:語順を意識させる板書
【板書 6年生 UNIT5】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年10月20日
文構造への気づきを最近はちょこっと意識しています。
こうみるとイラストなどの視覚支援がもうちょっと必要な感じがしますね。 pic.twitter.com/c0aGRpfahD
Unit6 "Let's think about our foods."
言い慣れ用絵カード:食べ物・産地・栄養素
【6年生 UNIT6 食べ物×生産地×栄養グループ】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年11月3日
生産地の言い慣れや栄養グループの言い慣れ用のカードを作りました。
A6サイズの、表に料理名(左)、裏に食材リスト(右)を印刷して、ランダムに配布して使います。
ただCLIL単元と考えると、ここまで丁寧じゃない方がいいのかもしれません💦 pic.twitter.com/qy8UhrjxZw
ワークシート:私の家族のおすすめメニューを紹介しよう
【6年 U6 デジタルワークシート】
フレームのみデータで子どものiPadに送信。
子どもは写真などを入れてワークシートを作成。
授業の最後に先生機にデータを送信。
タブレットシンク(x sync)というアプリを利用。 pic.twitter.com/klMhclfqrU— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年11月10日
Unit7 "My best memory."
ワークシート:行数を自分で選べるワークシート
【6年 U7 思い出ワークシート】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2021年1月20日
思い出を書くワークシートは4文、6文、8文の3種類から自分で選びます。
いきなり8文のものを配布したら、子どもは「えーっ」っていうと思うんだけど、こうすると8文にチャレンジする子が多い。
「選択する」というのが大事だなあと最近強く感じています。 pic.twitter.com/yabacBSSDU
Unit8 "My Future, My Dream."
導入:ZOOM交流会をしよう
【6年生UNIT8導入】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2021年1月27日
中学生からのビデオレターを見た後に「どうやって返事するか?」を尋ねた後に、ZOOM交流会を提案しました。
喜びの声というよりかは悲鳴に似た感じでしたが、俄然やる気は出たようです。
ただ、もうちょっと自然な形でZOOM交流会を提案できたらよかったなとちょっと反省💦 pic.twitter.com/K4Kl1qykcV
ワークシート:入りたい部活動は?
【6年生 UNIT8 入りたい部活は?】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2021年1月28日
少しワークシートかっちりめで進めています。
どの程度ガイドするかはワークシートつくる際には特に慎重に。制約かけすぎも、かけなすぎも思考停止させてしまう可能性があるから。
やりとりのスクリプトはいらなかったかも…
特に"Why?"に対する答え方のところ。 pic.twitter.com/EcCepxu2kF
Sounds and Letters:長母音になる時は?
【6年生Sounds and Letters】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2021年2月1日
6年生の文字学習では2字1音や長母音も扱います。
長母音の学習では、簡単にですが、スライドを使いながらサイレントeについても触れようと思います。 pic.twitter.com/X65nP98v4H
【5年生】小学校英語 実践まとめ <2020年度版>
2020年度にTwitterで発信した5年生の小学校英語の実践をまとめました。
教科書NEW HORIZON Elementaryの内容に沿ってまとめています。
しかし、ここで紹介しているやり方が最善というわけではありませんし、ツイートしているのは単元デザインのほんの一部の要素でしかありません。
授業を考えるちょっとしたきっかけになればと思います。
- Unit1 "Hello, friends."
- Unit2 "When is your birthday"
- Unit3 "What do you want to study?"
- Unit4 "He can bake bread well."
- Unit5 "Where is the post office?"
- Unit6 "What would you like?"
- Unit7 "Welcome to Japan."
- Unit8 "Who is your hero?"
Unit1 "Hello, friends."
最後の発表:コロナ禍での発表の形式と評価シート
【5年生 NHE5 U1 自己紹介の発表①:形態 】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年6月12日
5年生の単元は教科書では話すこと[やりとり]の単元だが、コロナということもあり、話すこと[発表]の単元として組みました。
発表時は全員マスク、発表者から聞き手までの距離を保つなどの感染予防。マスクをしているためフェイスシールドはなし。 pic.twitter.com/Ygm11QfRiI
【5年生 NHE5 U1 自己紹介の発表③:評価シート】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年6月12日
評価においては、児童の発表を聞きながら画像のような評価シートに〇をつけていきました。
このシートは一言コメントを入れて、子どもにも返します。
僕は評価を主で行い、英語支援の先生に子どもの支援をお願いしました。 pic.twitter.com/79BJRphOuM
Unit2 "When is your birthday"
言語活動:友達にバースデーカードを贈ろう
【5年生UNIT2 バースデーカードを作ろう】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年7月10日
フリー素材を利用して表面にバースデーカードイラストを印刷、裏面には誕生日と欲しいものを記入。
(誕生日のみ英語で書く。友達がわかるように数字でも書く。欲しいものは日本語か絵で)
次時でランダムに配布、やりとりを通して持ち主を探す。 pic.twitter.com/PPkaiS1lV2
Unit3 "What do you want to study?"
導入:世界の子どもたちの将来の夢は?
【5年生 職業の導入にYouTubeの動画】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年7月27日
なりたい職業の導入にHiHo kidsというYouTubeチャンネルの動画を見せる。
100人の外国の子どもたちの将来の夢を聞いている動画で、とても多くの職業名が登場する。https://t.co/ibrPX8LiWF pic.twitter.com/vmEeuNtxsz
Unit4 "He can bake bread well."
導入:先生クイズ‟Who is he?”
【5年 UNIT4 canの導入】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年9月2日
シルエットのイラストを黒板に貼る
Who is he?
He can cook well.
He can’t play soccer.
…
とできること・できないことをヒントにWho is He?クイズをやる
答えはもちろん担任の先生
この後に、先生クイズを作ってみようと投げかけ単元の最後の活動につなげていく pic.twitter.com/Z6C9tJ4v0v
Unit5 "Where is the post office?"
「物の位置」導入:ドナルドはどこ?
【5年生 UNIT5 ドナルドはどこ?】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年10月8日
教師:Close your eyes.
(ドナルドを教室のどこかに置く)
教師:Open your eyes.
Where is the Donald?
子ども:机の上にいるよ!
教師:Oh, Donald is on the Desk!!
こんな感じで、in/on/under/byを導入しました。
段々、難易度をあげていきます。 pic.twitter.com/PKRco0PwRF
「物の位置」アクティビティ:私の部屋はどれだ?
【5年 U5 部屋当てクイズ&まとめワーク】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年10月14日
5年生のものの位置の学習の中で部屋当てクイズを行いました。
ものがどこにあるのかを質問しながら、どの部屋のことを言っているのか当てあいます。
授業最後にはワークシートを使って、活動で慣れ親しんだ表現の書き写しにもチャレンジしました。 pic.twitter.com/Wfmgy5Oj1Q
「道案内」導入:Teacher's Talk “私の街に欲しいもの”
【5年生 U5 道案内表現スライド】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年10月16日
5年生の道案内では、
Go straight for (数) blocks.や
Turn left at (序数) corner.や
Go straight at just a little bit.といった
表現が出てくる。
わかりにくいかなと思って、視覚的支援としてPower Pointでスライドを作ってみた。需要あるかな? pic.twitter.com/MqZ8BvBuIk
ちょっと一工夫:道案内パンダ
【5年生 UNIT5 道案内パンダ】
地図上での道案内は、右と左がわからなくなってしまいがち。
普通の消しゴムを使っても苦手な子は分からなくなってしまう…
そんな子のためにキャラ消しゴム(パンダ)を用意しておきます。
今日はこのおかげで道案内中に迷子になる子がだいぶ減った(^^) pic.twitter.com/SeDckFEsXW— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年10月22日
言語活動:オリジナルタウンマップを作ろう
【5年生 UNIT5 オリジナルタウンマップを作ろう】
5年生の単元末の活動はオリジナルタウンマップを作って、おすすめの場所まで道案内するという活動。
公共機関だけ載っているマップの空いている区画に自分があったらいいなとおもう施設カードを貼って、オリジナルタウンを作っていきます。 pic.twitter.com/XFk8fW58Og— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年10月27日
Unit6 "What would you like?"
ゲーム:大きな数 Hide and Seek Game
【5年生 UNIT6 大きな数:Hide and Seek ゲーム】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年11月16日
いわゆるBattle Shipゲームを小学校向けにアレンジしたものです。
10×10のマス中に4種類の動物を隠します。
お互いに数字を言い合い、隠れた動物を見つけます。
4匹全てを見つける or ポイントの多い方が勝ちです。
言い慣れやウォームアップに。 pic.twitter.com/8gbt9ZH1Lu
言語活動:家族のためのおすすめメニューをつくろう
【5年生 UNIT6 おすすめメニューをつくろう】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年11月28日
家族のためのおすすめメニューを作るという活動を設定しました。
メニュー表には、Picture Dictionary以外のものもいくつか加えています。
お店屋さんは、「メイン屋」「サイドディッシュ屋」「ドリンク屋」「デザート屋」というように分けました。 pic.twitter.com/KRC3NQ9hEY
Unit7 "Welcome to Japan."
導入:観光教育から導入するスライド
【5年 U7 Welcome to Japan導入】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2020年12月14日
①観光業の重要性
②コロナ禍でインバウンドの激減
③コロナ後に備え海外の人に情報発信することが重要
④外国人旅行客の知りたいことを調べてみると…
⑤「いつ日本にくればいいの?」という質問が結構ある⁉
⑥単元のゴール
ちょっと強引だけど今回はこんな感じで pic.twitter.com/L7Lw1Kg8yv
トークマップ:おすすめの季節トークマップ
【5年生UNIT7おすすめの季節トークマップ】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2021年1月15日
5年生のおすすめの季節を伝える学習もトークマップを使いました。
2回目ということもあって子どももいい感じで使っていた。 pic.twitter.com/IWHk4o2XKz
Unit8 "Who is your hero?"
導入:頻度を表す副詞板書
【外国語板書:頻度を表す副詞】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2021年1月22日
5年生UNIT8の前半部分の導入。
教師のTeacher’s Talkからalways, usually, sometimes, neverの4つを導入。
普段やっている家事(子どもの面倒、料理、掃除、水槽洗い)について、パワポで写真を見せる&やる曜日に丸をつけながら話しました。 pic.twitter.com/2fPCmWgcaK
アクティビティ:お手伝いインタビュー
【5年生 UNIT8 お手伝いインタビュー】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2021年2月1日
UNIT8前半のまとめとしてお手伝い+頻度をたずね合う活動をします。
授業の最後に書き写しの活動も入れながら、6年生の学習につなげていきます。 pic.twitter.com/kQGG2Foqt5
導入:スライド「ヒーローってどんな人?」
【5年生 Who is your hero? 導入スライド】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2021年2月3日
Heroのイメージを広げるために、「ヒーローってどんな人か?」を子どもと一緒に考えます。 pic.twitter.com/nc3odDjWKR
練習活動:人物紹介カード
【5年生 Unit8 人物紹介カード】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2021年2月8日
5年生の人物紹介では、こんなカードを使って、カードに書いてある人のできることと性格などを話す(言い慣れる)練習をします。
カードを配布して交換しながら、何度もHe is good at ~ingやHe/She is always ~.の表現を使っていきます。 pic.twitter.com/zDwZYv7YnH
【5年 Unit8 人物紹介ワークシート】
— nin@小学校英語専科 (@nin222) 2021年2月8日
カードとセットで使うワークシートです。
聞き取ったことを書かせると時間がかかってしまったり、書くことに精一杯になってしまうので、やりとりしたら〇に色を塗るだけにしました。
裏面は書きたい子は多く書けるよう複数行にしましたが基本は1行書ければOK。 https://t.co/NX3zKCD3O2 pic.twitter.com/RxZFjKzfLs
これは読んでおこう!小学校英語におススメの本 18選
教師にとって新しい考え方を取り入れたり、実践の裏付けとなる理論を知り、自分自身をアップデートし続けることはとても大事なことです。
小学校英語に関する研修はまだまだ少なく、各地で行われているセミナーや研究会になかなか毎回参加するのも難しい方も多いでしょう。(僕もその一人です。)
しかし、本でしたら、自分のペースで様々な実践や理論を学ぶことができます。特に、長期休みなどの時間がある時を利用して、様々な本からインプットしておくことはとても有意義だと思います。
年度初めにも同じような記事を書いたのですが、今回は今年度に入ってから読んだ書籍も加え、2020年末時点の「これは読んでおいた方がいい!」という本を集めてみました。
ぜひ、参考にしていただければと思います。
- 1.英語の授業づくりに関する書籍
- 2.学習評価に関する書籍
- 3.Small Talkや話すこと[やりとり]に関する書籍
- 3.文字指導・音指導に関する書籍
- 4.特別支援教育やICT活用
- 5.番外編
- おわりに
1.英語の授業づくりに関する書籍
①学習指導要領 解説 外国語活動・外国語編(文部科学省)
2020年度から本実施となる学習指導要領の解説編。
小学校の授業は、この学習指導要領の目標や内容などをもとに行われることになっており、授業づくりの際の拠り所になるので、手元に置いておきたい。
文部科学省のHPからもpdf版のダウンロードが可能。
②小学校外国語活動・外国語活動研修ガイドブック(文部科学省)
新学習指導要領をもとに、どのように授業を進めればよいのかをより具体的に、文科省がまとめたのがこの冊子になる。
中学年補助教材「Let's Try」や高学年移行期間教材「WeCan」の単元をもとに、具体的な単元計画や指導のポイントが記されている。
③基本が分かる外国語活動・外国語科の授業(外国語科実践研究会 編著)
新学習指導要領で狙いたいことがよくわかる一冊。
①②の2冊をさらに具現化した内容となっており、イラストや写真を多用しているため、授業の流れをイメージしやすい。3~6年の各学年の単元計画と授業案が一本ずつ掲載されています。
これから外国語活動を始める方におすすめです。
④小学校で英語を教えるためのミニマム・エッセンシャルズ(酒井英樹・瀧沢雄一・亘理陽一 編著)
大学のテキストとしても使われる書籍なので、読むのは少し難解かもしれませんが、理論的な背景知識も幅広く勉強したいという方にはおすすめの一冊です。
「文字の読み書き」「絵本の活用」「異文化理解」などの項もあり、英語教育法の中で、特に小学校英語に関わりの深い部分をまとめてあります。
⑤「学ぶ・教える・考える」ための実践的英語科教育法(酒井英樹・廣森友人・吉田達弘 編著)
大学のテキストとして書かれた書籍ですが、非常に読み進めやすいつくりになっていて、小学校の先生方にもおすすめできます。
「第二言語習得」「動機付け」「学習指導要領の変遷」など広く学べる一冊です。
小学校だけでなく、中学高校の英語教育についても網羅されている。新学習指導要領や最新の知見がうまく取り入れられており、より詳しく知りたい方におすすめです。
⑥小学校英語教育ハンドブック ー理論と実践ー(JES20周年記念誌編集委員会 編)
JES(小学校英語教育学会)が20周年記念として刊行した1冊。
学会が編集しているだけあって、前半には理論がまとめてあり、後半には実践がまとめてあります。内容としても、言語習得理論から指導論まで幅広い内容を押さえています。少し難しいなと感じるところがあるかもしれませんが、個人的には、きちんと先行研究などが載っているので、そこを追うことで理論的背景を押さえることができるなと思いました。
2.学習評価に関する書籍
①「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料(国立教育政策研究所)
2020年3月に国立教育政策研究所から出された学習評価に関する資料です。
具体的な事例を用いて、どのように外国語科での評価をしていけばよいのかがまとめられています。指導要領と合わせて必ず目を通しておきたい。
東洋館出版から販売されていますが、下記サイトからもダウンロード可です。
指導資料・事例集:国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research
② 小学校外国語活動&外国語の新学習評価ハンドブック(瀧沢広人)
学習評価の3観点「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」について事例をもとに説明されています。
具体的な評価事例はもちろん、それぞれの単元のルーブリック例や振り返りカード例やテスト例も掲載されているので、とても参考になります。
③小学校英語「5領域」評価事例集(池田勝久 編)
理論と実践(事例)とのバランスがとても良い本です。
前半では、指導要領と「指導と評価の一体化に関する資料」をもとに詳しく学習評価について説明されています。Q&Aで特に現場の教師が気になるポイントについても詳しく説明されていて、かゆいところに手が届きます。
後半では、実際に先進校で行われた各領域の事例をもとに、実践内容と評価方法とそれに対する有識者のコメントが載っており、非常にわかりやすい1冊になっています。
3.Small Talkや話すこと[やりとり]に関する書籍
①英語教師のためのTeacher’s Talk & Small Talk入門(瀧沢広人)
新学習指導要領において話すことの技能が[発表]と[やりとり]の2領域に分かれました。Small Talkはこのやりとりするための力をつけていくための活動です。
どう進めるのか、どんなトピックがあるかを丁寧に書いてある本です。40個ものトピックが載っているので、授業でも取り入れられる話題があると思います。
②自分の本当の気持ちを「考えながら話す」小学校英語授業(山田誠志)
元岐阜県教委の指導主事で、現在は文部科学省教科調査官を務める山田誠志さんの著書。岐阜県の中心校では、Small Talkの実践を通じて、「考えながら話す」力を伸ばそうとしています。その理論からノウハウまでがつまった1冊です。
3.文字指導・音指導に関する書籍
①これからの英語の文字指導(手島 良)
再来年度からアルファベット指導が中学で行われなくなると考えると、小学校で外国語を指導する先生にとっては今必要な知識の一つではないでしょうか。
中学教師向きですが、かなり丁寧に指導法が詳述されているだけでなく、100p近いハンドアウトの無料ダウンロードも嬉しいです。
②小学校英語の文字指導 ~リタラシー指導の理論~(アレン玉井 光江)
小学校英語に限定した文字指導の指導と実践がまとめられている。特に文字と音を結びつけるための指導について書かれています。理論については著者の論文からの引用も多く、難しい箇所もあります。しかし、具体的な活動やワークシート例なども紹介されているので、イメージしやすいです。
③ だれでもできる 英語の音と文字の指導(山本玲子・田縁眞弓)
小学校の担任の先生でもできる英語の文字指導と謳っているだけあって、小学校英語の文字と音の指導理論や方法についてわかりやすく体系的にまとめてあります。
特に下記のKEETメソッドの7つのステップはとても大切な視点だなと思います。
A. アルファベットの形の認識と名称読みができる
B. アルファベットの音読みがわかる
C. 単語が音素で成り立っていることを認識する
D. 単語が読める(という認識を持つ)―トップダウンとボトムアップ指導
E. アルファベットの大文字・小文字を4線上に書ける
F. 語や定型文を筆写する
G. オリジナルの文章を書いてみる
ローマ字とアルファベット指導との関連についても深掘りしているのもよいです。
4.特別支援教育やICT活用
①多感覚を生かして学ぶ 小学校英語のユニバーサルデザイン(竹田契市 監修)
学校には、色々な得意・不得意を持った子どもが一つの教室で勉強しています。
中には、なかなか英語の授業についていけない子もいます。そんな子ども達の気持ちが少しわかるかもしれない、そんな1冊です。ワーキングメモリ、明示的指導、段階的指導などとても勉強になりました。
②小学校英語×ICT 楽しいを引き出す活動アイディア60(東口貴彰)
Rabbitsアプリでも有名な東口貴彰先生の著書で、一人一台端末がくるのが待ち遠しくなる一冊。
高学年30事例、中学年30事例と様々なアイディアが載っているので、これならできそうというものも多いです。単なる視覚支援や興味付けではなく、小学校英語でつけたいコミュニケーションの力を身に付けるための効果的な方法という視点のアイディアが多く参考になります。
5.番外編
①小学校英語のジレンマ(寺沢拓敬)
小学校英語がどのように教科化の道を辿ってきたかが詳述した一冊。
教育再生会議のような官邸主導で教育政策が決定されることにより、学習環境を整えることなく話が進んでしまい、今まさにそのツケを払っているのだなというのを感じました。
②子どもの未来が変わる英語の教科書(正頭英和)
「AI時代の英語教育はどうあるべきか。」そんなことを考えさせられる一冊です。
読みながら思ったことは、英語を通して資質・能力(本でいうと問題発見力、行動力など…)を育てることだなぁということ。
おわりに
これまで2020年末までに読んだ本の中から、英語教育に携わる先生方にぜひ読んでほしいなと思った本達を紹介しました。2021年以降はさらに実際の実践と関連させた書籍が登場してくることと思います。
教室での実践(アウトプット)に加えて、書籍などでのインプットをしていくことで自身の知識や見方・考え方を常にアップデートしていける教師でありたいなと思います。